「誕生日が嬉しいのは、生まれてきたからだね」 ちびっこ先生の純粋かつ残酷な子ども哲学 この世に生を受けて1000日未満。 人間3年生くらいのちびっこたちが、 そのまっさらな心で一生懸命考えて生み出す哲学。 ぼくの勤め先である児童養護施設は、 親元を…
「手当てをしましょう、あいをこめて」 自分では理由のわからない痛みを訴える子どもたち ぼくの仕事は、児童養護施設の職員です。 何らかの理由で施設に来たたくさんの子どもたちと、生きる時間を共にしています。 ここで過ごす子どもたちは特に敏感で、し…
「不安と不快から心身を守ってくれる、心強いマントだ」 発達障害児にもよくある感覚過敏症の実録 ぼくの勤める児童養護施設には、感覚過敏の子どもが複数います。 肌(触覚)が過敏で、決まったもの以外の服の素材に不快感を感じたり、 視覚が過敏で、昼の世…
「休むために削らねばならんものが多過ぎる気がする」 施設職員の休日ってどんな感じなの? ぼくら児童養護施設の職員は、毎日変動シフト制で勤務しています。 朝から働く日もあれば、夜から働く日もある。 昼だけ勤務の日もあるし、宿直で一晩中勤務の日も…
「支援者として、この障害を啓発していきたい」 解離性障害とは? 解離性障害とは、どんな障害なのか? 厚生労働省では、「解離性障害は、自分が自分であるという感覚が失われている状態」とまとめられています。 詳しくはこちらから。 ぼく個人の解釈でざっ…
「暗い夜のせいにしていいから、君の声を聞かせてくれ」 夜は負の叫びを堪えられない時間だ 昼よりも夜の方が、苦しみや焦燥感に駆られて 不安を煽られる人が多いなぁと思う。 実際、 解放しているハルせんせーのTwitterDMには、夜の方がメッセージが多い…
「自分の心を楽にするために、その方法をたくさん手に入れよう」 命を絶ちたい程に心が弱っているあなたへ ぼくは、強い人間ではありません。 ぼくは、強く在ろうとしている人間です。 名前を、ハルといいます。 「生きやすく生きて、命を終える」を常に考え…
「床にものが落ちていなければ、片付いているとします」 児童養護施設、子どものお片付け問題 児童養護施設では、たくさんの個性的な子どもたちが一緒に暮らしています。 子どもがたくさんいるので、その分物は多くなるし、部屋も狭くなる。 あまりの多さに…
「みんな描けるよ!って、みんなすごいってことだからね!?」 イラストを描いてもらう喜びを知る ぼくらのたからばこやさんとして活動をはじめて、もう2年が過ぎました。 様々なジャンルのクリエイターさんが作品を披露するTwitter。 ぼくばこの周りにも、…
「急所を晒せて、手当てし合える関係ならばそれはいっそ」 ぼくのTwitterタイムラインに流れてくる、傷の舐め合い論争。 いいもんだ、とか、悪いもんだ、とか、そのくらいのまだ深められていない意見たち。 そんな数々のツイートを見て、ぼくが思ったことを…
「白い封筒と便箋に、真っ黒のインクの癖字で」 いつも悲しげな音楽が流れる私の街。 私の心はその音楽にさらされて、擦れて掠れて、弱ってしまった。 ここから出たいけれど、出る元気もない。 でもここに居続ける勇気もない。 助けてって言う方法も、その機…
「生きるって何ですか?」 質問 生きるって何ですか? 私は生きているのかな? いや、死んでないけど、生きてもない気がする。 // ハルせんせーの回答 え、いいんじゃない? 生きてもないし、死んでもない状況 いいんじゃない? これも性別と同じく、二元論…
「障害と病気は混合されがちだけど、きっと別物だよ」 こんにちは、ハルせんせーです。 今回は、Twitterで解放している質問箱に届いた質問にお答えしたいと思います。 身に覚えのある当事者のあなた。 もしや自分の家族が、と思い当たったあなた。 認識の違…
「大人のなかにも、いつまでも甘えていたい子どもが住んでいる」 アダルトチルドレンをご存知ですか? アダルトチルドレン(AC)について、皆さんはどれ程の知識をお持ちでしょうか。 ご存知ない方は、ぼくよりうまーくまとめてくれているサイトがたくさんある…
「始まったり終わったり、また始まったりしてもいいよねぇ」 こんにちは、ハルです。 季節が深まってきて、空気に夏独特の匂いを感じるようになったね。 今日はあなたにお知らせとお誘いがあって、こうして手紙を書いています。 相変わらず変わり続けていく…
「父のボールペンに憧れた、あの日のぼくが学んだこと」 子どもに渡すお小遣いっていくら?金額に悩む? 「あれほしい!買って!」 子どもに言われがちなワードです、よくある、よくある。 お金は大切です、それを子どもにもわかってほしい。 働くことは予想…
「理由は多々あれど、結論のポイントは“比較的”と“合理的”」 小学生時代、鉛筆のみの使用がルールではありませんでしたか? 学校には様々な「してはいけません」が存在しますが、小学生に課せられがちなのはこのルール。 シャーペンは持ってきちゃいけません…
「天涯孤独の少年少女、ぼくの施設での比率は圧倒的に少ないんだ」 現役児童養護施設職員から見た子どもの過去と入所理由 児童養護施設には、様々な理由で家庭にいられない子どもたちが一緒に暮らしています。 しかし、全員が全員「親がいない環境」にあるわ…
「いやぁ、ぼくはあくまでもただの男なんだよね」 性分化疾患(IS)を生きるぼくの体と心の性自認 皆さんご存知の通り、ぼくは体の性別が不完全なまま産まれてきた個体であります。 性分化疾患、ISなどと呼ばれているアレです。 詳しくは「性分化疾患 何」など…
「教育は恐ろしいことだ、最大級の愛情をもって洗脳することに相違ない」 ツイキャスコメントからの何気ない質問 最近始めたツイキャスに、とある質問が届きました。 「ハルせんせーにとって、教育とはなんですか?」 そのときは即答できずに、うーん……ちゃ…
「自己紹介のやり方。呼ばれたい名前で呼んでもらおう」 さてさてー、今日は質問箱に届いた質問に答えていくよー。 何を聞いてもいい質問箱なので、よかったらみんなも質問してみてね。 →ハルせんせーの質問箱です | Peing -質問箱- 質問者さんからの質問 は…
「なんでもできる、と言うけれど」 ぼくの職業は「児童養護施設のせんせー」です。 児童養護施設では、発達障害を持つ子どもがその多くを占めます。 子どもたちが自覚していたり、まだ未自覚であり未カミングアウトであったり、その在り方としてはとても様々…
雨の日。 外で遊ぶことのできない子どもたち。 小学生はレゴで建築と宇宙戦争に勤しみ、中学生は今施設内で流行っているボードゲームで盛り上がっていました。 そんな平和な昼下がり、高校生部屋でおやつを食べながら談笑していたひとりが 「ハル君くんめっ…
マイノリティ雑誌まもなく発行! 長きに渡って計画してきた「マイノリティ雑誌」。 レイアウト、編集も終わり刊行の目途が立ちましたので詳細をお知らせいたします! →発売開始しました!! 雑誌到着ツイートありがとうございます( ;∀;)感無量とはこのことだ…
ハル、性教育の好みを話す 突然ですが、ぼくの「好きな先生」のお話をします。 ぼくは 「みんな平等になるようにしようね」 という教育をする先生ではなく、 「みんな違うことを受け入れていこうね」 と教えてくれる先生が好きです。 性教育の分野でも、それ…
ハルです。児童養護施設でせんせーをしています。 今回はTwitterに日々綴っている「児童養護施設の日常」のなかで、140字以上で書き留めておきたい出来事があったのでまとめてみました。 自分のための備忘録でもある。 毎日変わりゆく、変わらない子どもたち…
「社会復帰」という言葉を問う 病気や障害で休養中、療養中の方、引きこもりや不登校などがよく目標にされている「社会復帰」。 今回、この「社会復帰」とい言葉の意味と状態について、生の声を聞かせていただきました。 ぼくのTwitter(@harusennse___)で…
考えるお時間 ハルせんせーのLINE@にてときどき配信される考える時間のコーナー 今回は 「選ぶ側」と「選ばれる側」、どちらが主人公(主役)か? というお題にハルせんせーが答えてみました。 この問いかけは「答えのない問い」です。 自由に答えたあなたの思…
友人と一緒にいるとき自分のことを「クズだなぁ」って思ってしまいます。他にも色々な場面で、ものすごく劣等感を抱いてしまいます。劣等感ってあまりよくないものですか?質問箱に届いた相談に答えます。
はーい、ハルです。 「ぼくらのたからばこやさん」オンラインサロンのご招待にあがりました。 「ぼくらのたからばこやさん」オンラインサロン概要 ●日程 2018/10/1~LINE@にて随時イベント日程を配信 ●内容 ①ハルせんせーのSkype「じゅぎょう」が受けられる…