子どもが僕らを素敵な先生にしてくれる。

子どもが僕らを素敵な先生にしてくれる。

児童養護施設、小学校、教育系大学、教育実習、療育施設などで経験した事柄を連ねる、徒然なるままにが過ぎるブログ

ぼくらのたからばこやさん

子どもの疑問や悩みを同じ目線で考える

「さいせんたんか~!よかった~」


幼い頃の疑問や悩みって覚えてます?ぼくはあんまり覚えていなくて……。記憶にあるとしても、テスト嫌だなぁとか、無くしものして悲しいなぁとか、そういう漠然としたものばかりで。今回は、大人になったら忘れがちな子どもならではの悩み、大人には小さく見えても子どもにとっては大きな疑問をまとめてみたいと思います。

 

小学3年生の深月くん。テレビの前で大きなため息。アンニュイなところは君にあるものの、大好きな戦隊ものを見ている途中だったのでは?どうしたの深月くん。

「さいきん なやんでるんだ。ビデオにとっておいたキューレンジャー、CMが多い。おれの見るテレビは、いつもCMが多いよ。これは大人のインボー(※陰謀)にちがいない……」

そ、そうか…それははるちゃんにはどうにもできない…ごめんよ…深月くんに意地悪したい訳じゃないと思うよCMも……。でも陰謀なんて難しい言葉よく知ってたねさすがだよ。

 

お次は5歳児天才少年瑛馬(えいま)くん。いつかに出てきた瑛人くんの弟です。小さな天才には、人にはわからない疑問がたくさんあるようで……

おっと、お風呂から出てきました。パンツをはいて、シャツを着て、お次はズボン……ははかずにこちらへてとてと歩いて来ます。何があったのかな?

「はるちゃん、おれのパジャマズボン、あながふたつしかない。よび(※予備)がないよ。これじゃあんしんできない」

ほう!穴の予備と来たか!!!確かに瑛馬くんのズボン予備の穴がないねぇ。でもここ見て、おしりのところ、たくさん布があるでしょ?ここに穴をあけられるようになってるんじゃない?元々あいてたらおしり丸見えで恥ずかしいから、予備が必要になったらあけられるようになってるのかもよ。自分で穴作れるやん、オリジナルだね、すごいね、最先端だ!ラッキー!

褒められて伸びるタイプの瑛馬くんは大袈裟なくらいが心地よいと知っているぼく、小芝居にも熱が入ります。だって瑛馬くん、芝居を見抜ける力があるんです。生半可な芝居じゃ通じませんよ。


「そうか、おれのズボンは さいせんたん なのか!よかった~」


よかったねぇ~はるちゃんも「さいせんたん」のズボンはきたいなー!同年代の子どもたちよりも頭ひとつ背の高い瑛馬くん。同年代の子どもたちよりも飛び抜けて頭脳発達の早い瑛馬くん。しかしまだまだ5歳に変わりはありません。ぼくの茶番に真剣な眼差しで答えてくれました。また、新しい言葉を覚えたね、さいせんたん。一番新しいって意味だよ。

「はるちゃんなにいってるの、このズボンかったの4さいのときだよ。いちばんにあたらしくないよ」

その点に関してはそうだねごめん、ほんとはるちゃんが悪かったよ。でも予備の穴があるズボンなんてどこて見たの?おうちにあるの?

「ママのズボン、ひざとかによびのあながあるよ」

…………??………………!!!!わかった~~ママのはダメージジーンズだ~~~~~~!!!!!!