子どもが僕らを素敵な先生にしてくれる。

子どもが僕らを素敵な先生にしてくれる。

児童養護施設、小学校、教育系大学、教育実習、療育施設などで経験した事柄を連ねる、徒然なるままにが過ぎるブログ

ぼくらのたからばこやさん

児童養護施設職員目線で見る、保育園の運動会と親子の関係

「あのサイズで団体行動しとんのヤバイ」

秋も深まり、スポーツのシーズンがやってきましたね。

寒暖差にやられ鼻水をすするぼくに、同級生から

「うちの子が出るから写真係してくれ」

と連絡(という名の召集)があり、保育園の運動会に同行することになりました。

ハルは子ども好きだから、急でも呼べば来ると思って……っていや、ぼくのイメージどうなっとん!

 

時は流れて10月吉日。運動会のある保育園へとやってきました。

同級生と合流し、
「子どもを撮るためにボーナスで買ったの。壊さないでね」
と念を押されるぼく。

機械音痴のぼくはそれだけでプレッシャー。
10万以上する一眼レフを預けられ、いざ出陣。

同級生の子は2歳児なので、年少さん~年長さんと違って出番は始めの方しかありません。

しっかり撮らねば。

開会式。
入場門に集まるちびっこたち。

うお~~~なんて可愛いんだ~~~!!
ちゃんとお手てを繋いでよちよち歩く姿。

先生の呼び掛けに答え、返事をする声。
ぼくは意図せず、児童養護施設の幼児さんを思い出しました。

こんなに列を意識して並べる子は、うちには少ないなぁ。

定型発達さんが集まると、こうも「集団感」が出るんだなぁ。

体操の間も、担任の先生の回りに集まって真似をしながら身体を動かすちびっこたち。
ちまちま、ぴよぴよと音が鳴りそうな可愛らしさです。

同級生の子はもちろん、知らん子もめっちゃ可愛い~~!!!なんだこれ!!!ちびっこ集団恐るべし。

シャッターチャンスしかないから、シャッター切るタイミングが逆にわからない。

 

2歳以下のかけっこ。同級生は保護者として子どもの側についていたので、意識して2ショットを撮る。

親子の姿を見ると、子どもたちにとって親というものがどれだけ安心を与えられているかよくわかる。

児童養護施設には足りていないものだ。
問題のかけっこはというと、自由に走り回る子もいれば、うええええんと泣いて座り込んでしまう子もいて、先生は大変そうだった。

ただ子どもたちはいついかなる場合でもきらきらして見えた。

 

親子競技、障害物競争。

素直にママに甘える子どもの手や、疑い無くパパに背負われる子どもの顔を見ていると、顔が緩むと共に胸も熱くなった。

児童養護施設の子どもたちには、この存在が欠けているのだ。
絶対的安心と信頼を寄せられる場所が、先に取り上げられている。

ぼくたち職員は、代わりにはなれなくとも、その穴をできるだけ埋められるよう努力しよう。

 

同級生が子どもと一緒に戻ってきて、カメラを確認する。
確認中は、ぼくが子どもを抱いて。
お、大きくなってるなー!覚えてるかーハルくんだよ~。

同級生はお礼を言ってくれる。
「いい写真だね!助かったよ~!さすが、子ども好きなだけあるわ」
お役に立ててよかった。

ぼくこそ、こんな素敵な場所に連れてきていただいて、成長を見られて嬉しかった。

児童養護施設と保育園の違いを見て、学ぶことも多かった。

いつだって子どもの味方で、安心できる場所でいたいね。