子どもが僕らを素敵な先生にしてくれる。

子どもが僕らを素敵な先生にしてくれる。

児童養護施設、小学校、教育系大学、教育実習、療育施設などで経験した事柄を連ねる、徒然なるままにが過ぎるブログ

ぼくらのたからばこやさん

子どもの発言、質問はいつも新しい思考をくれる

「女の子はどうして髪の毛伸ばしてもいいの?」

子どもたちの小さな宇宙のなかには、どんな無限も詰め込める。自分の外側を見すぎて、内側を見る目が衰えてしまった大人たちに、子どもは何時だって新しい風を吹き込ませてくれます。大人になってしまったぼくには気づけない発見がたくさんあって、ぼくだけでは辿り着けなかった境地に導いてくれる哲学があって……。ぼくが子どもの思考という宇宙から、拾い上げてきたいくつかを皆さんにご紹介します。あなたなら、子どもにどう返事をするか?ぜひ一緒に考えてみてください。
 

5歳児からの質問です。

「女の子はどうして髪の毛を伸ばしてもいいのに、ぼくはダメって言われるの?」

「パパとぼくのパンツは外に干すのに、ママのパンツは部屋に干すのなんでー?」

ハルくんもそれ小さい頃思ったことある!ハルくんも髪の毛伸ばしたかったしパンツ外に干さないの気になってた!!!ハルくんのママが「髪の毛男の子のが抜けやすくて、子どもの頃に短い方が将来ハゲないから今切った方がいいよ」「ママのパンツは外に干せない布を使ってるんだよ、だから部屋に干すんだよ」って言ってたよ!

まぁ抜け毛の説は冗談にしても、今考えるとうちの母親は交わし方が華麗だなぁと思いました。ジェンダーやセクシャルに関する問いは、大人の苦手とする分野ですよね。子どもにどう伝えたら良いかわからないし、どこまで伝えたら良いか目安もないし……。

お次は小学校1年生から。

「休み時間はちょっとしかないのに、授業はいっぱいあるのどうして?」

ど、どうしてだろうね……ハルくんも休み時間ばっかりがいい……多分、先生たちが皆と居たいから授業増やすんじゃない?休み時間だと皆とは遊べないからさ。

小学校3年生からの質問。

「ハルくんはお友達の作り方いつ教えてもらった?誰に聞けばいい?」

正直教わったか覚えてないし、恐らく誰にも教えられんと思う。学校の授業でも教えてもらえないことだねそれは。ハルくんは楽しいことを楽しそうにやるのが近道かなと思うよ。楽しそうだと、みんな気になってどんどん集まるよね。そのあとどうするかがまた難しいんだけどね。友達の作り方、ハルくんもちゃんと考えてみるわ。

最後は小学校6年生からの質問です。

「大人ってさー、なんで自分が大人ってわかったの?二十歳越えたから?」
うっわそれ本当に分からんやつや!!!ごめん今答えられん!!!何となく自分が子どもではなくなったから大人なのかと思って、曖昧に大人になってきちゃったな……ちゃんと考える!!!!


これ実録なんですよ。子どもたちの疑問に曖昧に答えたくないので、考えたことがないことはきちんと「考えたことなかった!今わからん!考えてまた話す!」と言っています。この返答が良いのかは知らんけど……自分なりの誠実ということで。皆さんは問いにどう答えますか?わからない、と一蹴するだけですか?大人の宇宙からの意見がぜひ聞いてみたいです。