子どもが僕らを素敵な先生にしてくれる。

子どもが僕らを素敵な先生にしてくれる。

児童養護施設、小学校、教育系大学、教育実習、療育施設などで経験した事柄を連ねる、徒然なるままにが過ぎるブログ

ぼくらのたからばこやさん

発達障害の疑いがある子どもへの自分なりの接し方

「まずその子の世界に入れてもらうところから!」

この子はこういうことが苦手だから、支援をしようかな、とか、診断は出ていないけれど発達障害の傾向にあるなぁなど、せんせーをしているとハッと気づく瞬間が多くあります。

気づけたときは大チャンス。子どもの支援や指導を改めて考えられるチャンスを与えられたのです。

 

自閉症、自閉症傾向の子どもさんへ

自分の世界をしっかり持ち、外界と内界をしっかり分けている彼ら。まずは「世界に入れてもらうこと」を重視して関わります。

例えば、目が合わないとき。ぼくは目以外を彼らの視界に滑り込ませておきます。視界にとにかく入る。でも嫌がられてしまっては排除されてしまうだけ。だから自然に側にいて、自然に側にあるものになってしまおう!

視界に入っておいて、それなら名前を呼ぶ。背後から呼ばれるより反応があります。さらに、名前を呼んで反応があってから、話があることを申告するのが効果的です。

「○○くん!」
「なぁにー」
「今からひとつお願いするね。」
「いいよー」
「一緒に歯磨きいこうか!」

と、いう感じ。スモールステップで、自閉症のこの世界のなかに自分がいることを確認しながら会話をしよう。

定型では「○○くん、歯磨きいくよー!」だけで指示が通るけれど、発達障害はそれが苦手分野。視界に入り、スモールステップで!

自律神経が乱れがちな子どもさんへ

特に多動、癇癪がある子にはとっても有効な方法です。

わー!っとなってしまって暴れたり叫んだりするとき。押さえつけるのは逆効果なのはご存知ですよね。じゃあどうやって抑えればいいの?どうやって慰めればいいの?

ぼくはこうしています。

一緒に叫ぶ。一緒に暴れる。

ただし、少しずつ小さな声にしたり小さな動きにしたりする。フェードアウトというやつです。

子ども「わぁーーーーーー!!!」
ハル「うおーーー今叫びたい気持ちなんだねーーー?」
子ども「ぎゃあーーーーバッタンバッタン」
ハル「おーーー?!暴れたくなっちゃったかーーー?じゃあこりゃプロレスごっこだーー!!うおおおおお」
子ども「えええ?うおおおーーーー!!!!(向かってくる)」
ハル「うわぁー!負けたーー!(抱き締めて寝転ぶ)」
子ども「キャッキャ」

ということはよくあります。叫びたい気持ちを叫びたいんだね!と外界から気づかせ、現状を説明してあげてから受け止めます。

切り替えの苦手な発達障害さんへ

おもちゃで遊んでいて、次の行動に移って欲しいのになかなか動けない発達障害さん。そのときは前もって声をかけておく。「ねぇねぇ、あと5分でお片付けだからね」次は4分待つ。「あと1分でお片付けだよー!お片付け始められるかなー?」反応があればそこをすかさず褒める。あなたの思う最大級で、大袈裟に褒める!

あとね、余談だけど

子どもにも子どものタイミングがあるからね。大人のタイミングばかりに合わせていては不満が溜まるよ。たまには「じゃあママ5分待つから、そしたらやってくれる?」と譲ることもしたらいいよ。大人も待ってくれる!大人も相談したら変えてくれる!とわかると、約束の力が強化されるのはぼく実証済みだ。少し子どもにも譲る、これコツです。