子どもが僕らを素敵な先生にしてくれる。

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児童養護施設、小学校、教育系大学、教育実習、療育施設などで経験した事柄を連ねる、徒然なるままにが過ぎるブログ

発達障害や精神疾患への知識を子どもの頃から教えたい

「知らないと怖い、怖いから避けるのは本能だから」

人は無知からくる未知を恐怖し、己から遠ざけたいと感じるものです。差別や偏見は全て無知から始まるとぼくは思っています。

知らないから怖い。知らないから怖いなら、
知れば怖くない。知れば怖くないから、差別や偏見は格段に減る。そう思うのです。

しかし、発達障害や精神疾患、宗教や政治などは皆が皆、平等に知る機会を得られるわけではありません。

 義務教育で教わることには限りがありますし、興味がなければ調べることもできません。知る機会が少ないうえに、専門的な知識を持っている人が少ないのも、上記のような分野が無知で未知になってしまう一因であると考えます。 

大人になってから知る、では遅いものもあります。政治や税金、法律は社会人になればすぐに必要な知識です。それなのに、義務教育では詳しく教えてくれない。なんでだ!!!と教員時代から考えていましたが、答えは出ませんでした。

さらに、ぼくが本当に幼い頃から知っておきたかった知識の代表が「発達障害」と「精神疾患」についてです。

幼い頃、ぼくは発達障害という言葉を知りませんでした。なぜか教室を分けられている子が同級生にいて、同じ教室に来てもぼくらと同じようにはできなくて、先生も何故か特別扱いをしている。でもなんとなく力になりたい感じがする。そんな曖昧な存在でした。

体育の前になると必ずお腹の痛くなる子がいる。休み時間は外を見ているだけの子もいる。朝起きられなくて遅刻ばかりの子がいる。ずっと椅子に座って居られない子がいる。毎日忘れ物をして怒られる子がいる。これらの理由を知っていれば、幼いながらぼくにも何かできたかもしれない。何もできなかったかもしれないけれど、何かできたかもしれない。もっと知れていたかもしれない。

税金などは高校でも良いと思いますが、発達障害や精神疾患は子どもの頃から触れていて不必要ではないです。友達の支援を考えたり、自分の心をコントロールしたり、大人の事情を理解したり、生活の様々な場面で役立つと考えます。

当事者の方々からしてみても、周りの理解や協力が得られることはマイナスにはならない気がする。助けて、と素直に言える環境を作りやすい気がする。教員だって、大勢の子どもが発達障害や精神疾患に対する正しい知識を持てば、当事者の子どもに適切な支援をしやすい気がする……。ぼくの主観に過ぎないけれど。

知らないことは、怖いこと。知れば見えてくる、新しい世界。

教える仕事は、子どもの世界を広げて許容まも深められる、尊い仕事です。

未知を減らそう!そして差別や偏見を減らそう!ぼくもなにか、できることを考え続けていきます。