子どもが僕らを素敵な先生にしてくれる。

子どもが僕らを素敵な先生にしてくれる。

児童養護施設、小学校、教育系大学、教育実習、療育施設などで経験した事柄を連ねる、徒然なるままにが過ぎるブログ

ぼくらのたからばこやさん

児童養護施設の日常、とある子どもの1日の過ごし方。

「ひま!って言うのが口癖になってきちゃったよ」

皆さんの想像する「児童養護施設の日常」とはどういうものでしょうか。

牢獄のように管理され、子どもの自由は許されない。大人は監視員のようにいつも目を光らせていて、あちこちで怒鳴り声をあげている……なんてことは全くありません。

まだまだ偏見や誤解の多い児童養護施設ですが、少しでも本当のことが伝わるようにちょっと記事にしてみます。

 

 今回のモデルは中学生の竜巳(たつみ)くん。

スポーツがすきだが根は温厚、小さい子の一番身近なお兄さんです。

プライバシー保護のため、少し編集はしていますが生活の流れを感じていただければ幸い。

 

【5:30  朝練のため起床】

目覚ましは一応なったが、止めるだけ止める。10分後痺れを切らした職員に揺さぶられしぶしぶ起きる。

 【5:40   朝御飯】

宿直~朝勤の職員が作っていた朝食を食べる。この日はトースト。ハムと目玉焼き。あとサラダ。

 【6:00   通学】

施設を出発し、中学へ。ちょっと遠いが徒歩で向かう。部活の色々が入ったかばんめっちゃ重い。

 【6:30   朝練】

走り込みがキツイ。最近寒いので眠さも増してる。

 【9:00頃    授業開始】

【16:00頃   授業終了】

【16:15頃~部活】

季節にもよるが、冬は終わる時間が早い日もある。普段は歩いて帰寮。あまり遅くなるような日には自転車登校が特別に許可されたり、迎えを呼べたりする。児童養護施設の場合も、「迎えこれる?」と電話して空いた職員をがいれば召喚することもできる。

 【17:00頃  帰寮】

施設についたら、まず部屋に行って制服を着替える。荷物をおいて、宿題を確認し、洗濯物を出す。ここからは自由な時間が多い。 竜巳の場合はここから部屋にこもって漫画を読んだり、リビングに来てテレビをみたりゆっくり過ごしている。体を動かしたいときは、中庭にボールもって行けば大抵誰かいて一緒に遊べる。

 【18:30頃  夕食】

基本的に全員で席についていただきますする。でも塾やセラピーなどで居ない子もいて、臨機応変に対応。職員に食べて良いか聞いて、GOサインが出ればひとりでも食べ始められる。食べ終わったら歯磨き。竜巳はちびっこを引き連れて歯磨きしてくれるので超絶助かる。

 【夕食後~22:00まで】

各々自由に過ごす。ゲームをしている人が比較的多いかもしれない。部屋にいても良いし、人と遊んでも良いし、職員と話してもいい時間。20:00には小学生が就寝する。竜巳は宿題を済ませたあと、リビングに集まってる子どもたちのなかに一緒に居ることが多い。録りためているドラマや、職員が借りてきたDVDなど、ちびっこをがいない時間にしかできないことを満喫。ちょっとエッチな話とか彼女の話とかもちらほらする。しかしこの手の話は「ハルくん以外には言わないよ、怒られるもん!」と竜巳。ぼくは猥談も性教育のひとつだと感じるので参加派。 みんなで集まってする猥談は盛り上がり、夜が更ける。

 【22:00   消灯・就寝】

とりあえず部屋に行って、寝たふりをする。竜巳はベットに寝転んだら1分で寝る。たまに寝る前に職員を呼んで、ちょっと話してから就寝。ハルちゃんは、ベットの上で漫画読む子もいれば絵を描いてる子もいて、消灯の意味が薄れぎみではあるが、23:00の見回りに行くと眠っていることも多くまぁいいか!夜ってはかどるよね!くらいに思ってしまう。

 

今回は平日の過ごし方をお伝えしました。竜巳は塾や習い事にも行っておらず、体も強いので通院もなく、ひとりで自由な時間が多くとれるモデルですね。

次回は別のモデルをご紹介します。小学校6年生の男の子です。