「子どもはもちろん大切だけれどね」
ぼくの周りには、早くしてパパやママになった友達がたくさんいます。
10代の頃にシングルマザーとして子どもを授かった友人は、再婚後三児の母として尽力し、子どもを育てています。
ぼくの初恋の人は二児の親ですし、親友も妊娠したと連絡が来ました。
身を呈して子どもを育んでくれる大人たちは、ぼくの憧れであり尊敬の的です。
特に母親は、その身体を擲って生を生み出すのですから、そりゃもう有り難く尊い存在以外のなにものでもありません。
生まれてくる子どもに不自由させないように、生まれてくる子どもができるだけ行きやすいように、死力を尽くしてくれるあなた方の支援を、ぼくはしたいです。
例えばね。
妊娠すると
「おめでとう!」
「赤ちゃんは性別なぁに?」
「いつ生まれるの?」
と声をかける大人が多くいると感じます。
確かにめでたいことなので、おめでとう!はぼくも言います。
ただね、子どもを生むまでに、大人の体調で様々な初期装備?が変化すると思うのですよ。
子どもの健康は、多くが大人の心身がいかに安定しているかにかかっていると思いませんか。
発達障害や身体障害は、ほぼ母体に関与せず遺伝子の突然変異で発症するものです。
しかし、こどもの健康を保つための基礎体力、心の安定は、親の努力と愛情に頼るところが多くあるとぼくは考えています。
お母さんになる妊婦さんには、
「おめでとう」
の次に
「体調は平気?」
と聞きます。
眠れている?痛いところはない?心配事はすぐ声に出して相談するんだよ、でないと君が先に崩れてしまうからね。
次は旦那さんです。
男性は突然赤ちゃんがぽーんっと生活に表れるので、慣れるまでに時間がかかりますし、不安もあります。
旦那さん、お仕事大変だね。家事も手伝ってる?えらいよ、あんたさすが父親だよ。これからも奥さん支えてあげてね。赤ちゃんも大切にしてくれたら嬉しいけど、奥さんにありがとうを忘れないで生きてくれるともっと素敵だな。自分がどうしても遊びたいときは、隠さず「遊びにいきたい」と奥さんに伝えてから行ってね。
そのあと始めて、赤ちゃんの話題です。
ぼくはいつもそうしています。
赤ちゃんは他の人に心配してもらえる。
両親から、有り余るほどの愛を注がれてこの世にやってくる。
でも、母親や旦那さんには、大人からの心が向きにくいのです。
この天使のような赤ちゃんを、育んだあなたたちが称賛されないで良いわけがありませんよ。
パパも、ママも、赤ちゃんをこの世に生み出してくれて本当にありがとう。
赤ちゃんへの配慮はもちろん大切なのですが、無事に生んでもらえるまではママパパの力が唯一の頼みなのです。
ぼくたち周りの大人をフルに活用して、家族みんなで元気な家庭を作っていってほしいと願っています。
困ったら、助けを求めてください。
みんなそうして、大人になったのだから。
ぼくはいつでもここにいますよ!