子どもが僕らを素敵な先生にしてくれる。

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児童養護施設、小学校、教育系大学、教育実習、療育施設などで経験した事柄を連ねる、徒然なるままにが過ぎるブログ

ぼくらのたからばこやさん

子どもを守るために教えたい「ダメなこと」の伝え方や叱り方

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「ダメなのはどうして?」

子どもを危険から守るため、自分の安心を守るために、「それはやっちゃだめ!」「そこには行っちゃだめ!」と言うのは子育てや教育としてよくある場面です。


でも子どもたちって、何でダメなのか、どうして止められるのか、わかっていないときが多いのも事実。

何かを禁止するときの「ダメの教え方」、いつもぼくが実践している方法をご紹介いたします。

 

①なぜダメなのか簡潔に伝える

ただ「ダメ!」と言うよりも何倍も効果があります。

 

これはよく言われているものですが、実践となると途端に難易度が上がってしまう……。

なぜなら、ダメ!と言いたいときは急を要する時が多く、理由を伝えている時間がなかったり、叱ることを優先してしまったりしがちなのです。

大人にも感情がありますから、これはある意味仕方ないこと。
 
「自分はダメな親なんだ……」なんて、落ち込むことはありませんよ。

 

ここからはプラスアルファのハル流テクニック。

「車が来るかもしれないから、ここでは遊ばないよ」

と伝えるよりも

「車が来て君が怪我をしたら、私は悲しい。だからここでは遊ばないでね」

と、大人の気持ちをいっしょに伝えると尚効果的です。

 

子どもも理解しやすく、習慣として身につきやすいとぼくは感じています。

ちびっこは、大人の喜ぶ顔や悲しい顔を思ったよりも心の奥にしまっているのです。

あのときママが悲しい顔をしていたな、これは何だかやらないほうが良さそう、と、無意識のうちに判断してくれるようになります。

②なぜダメなのか一緒に考える

理由を伝えるという点では上記①と変わりませんが、子ども自身が主体となり考えることでさらなる効果が望めます。

「どうしてご飯の前におやつを食べたらダメなんだろう?」

「ママはどうしてこの時間におやつを食べてほしくないんだと思う?」

と問いかけてみましょう。

 

お腹がいっぱいになって、ご飯が食べられなくなる。
ご飯が食べられないと大きくなれない。
栄養が偏って病気になりやすい。
ママが一生懸命作ってくれたのに、食べられないのは悲しい……

子どもにも様々な理由が思いつくはず。


もし思いつかないのであれば、①のように「ママは~~だから、食べてほしくないんだよ」と伝えればいいのです。

伝え方も様々ありますが、ぼくは怒った顔、声よりも悲しみの表現をおすすめしています。

「こら!!!」よりも 、「それをされると悲しいなぁ……」のほうが、子どもたちはハッとするみたい。

どんな人でも、人の悲しげな顔を見れば何かを感じるのでは?

子どもも同じです。

怒気には反発したくなる。
または萎縮してしまう。

それではお互いに良いことはありませんよね。

怒った顔より悲しい顔のほうが、多くを感じ、深く考えることができるのではないかとぼくは思います。

まとめと補足

自分の行動を否定されるのって、何歳になっても切ないですよね。

特に子どもは、大人の「ダメ!」に従わなければ命を繋げない場合も少なくないのです。

できるだけ、子どもの内側から「これはやめよう」と思ってもらえるように、悲しみの表情をしっかり見せるのがオススメです。

だってね、子どもを守りたいが故にダメ!って言わなければならないのに、子どもに嫌われたり反発されたら大人もやってけないよね!!(笑)

大人のためにも、「これをされると、わたし悲しいなぁ。やめてほしいなぁ。」が定着するのがぼくの理想です。 

あ、そうそう。

ダメだと禁止するときは、子どもにも好みやタイミングがあるのだということを忘れないようにしたいですねぇ。

ちょっと譲歩しても子どものことを守れる場合は、大人がぐっと我慢してみるのも成長を助けるひとつの手です。

 

子どもを思う気持ちを伝えて、理解を促す。

命を守れる「ダメ!」を、大人のために、子どものために、考えよう。

それってきっと、人間同士なら誰とでも同じことではないでしょうか。