子どもが僕らを素敵な先生にしてくれる。

子どもが僕らを素敵な先生にしてくれる。

児童養護施設、小学校、教育系大学、教育実習、療育施設などで経験した事柄を連ねる、徒然なるままにが過ぎるブログ

児童養護施設の朝、宿直の目覚まし時計と子どもたち。

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「児童養護施設(ここ)におれば、ハルくんもう目覚まし要らんなぁ。」

おはようございます。(小声)
朝です。(小声)
ハルくん、低血圧のためテンション低めです(小声)


けたたましい目覚ましのスヌーズが終わる頃、もそもそーっと布団から起き出す。

日光がしんどい……溶ける……ふらふらとカーテンを開ける。

ドライアイに目薬をさして、前髪をわしゃわしゃーっと掻き回す。うっわめっちゃ眠いやん……。意識薄れる……立ったまま寝てまう。

地球の重力と布団の引力が強すぎて、そのままへたりこむのをやっとのことで堪える。

頭をシャッキリさせるために冷たい水で顔を洗い、身支度、歯磨き、朝ごはん…………


社会人になってから、朝がいっとうしんどくなったな……。


しかし、今のぼくには子どもたちの生活を守る使命があるのです。

 

児童養護施設の宿直室で目覚める朝は、自宅での朝とはうってかわっています。

まず。

早起き組が既に起き出している。

ADHDの瑛人(えいと)を筆頭に、なぜか早起きの多い小学校低学年のわんぱく坊やたち。

朝も早よから闘いごっこ。

布団をバサバサ。オモチャをガシャガシャ。

なぜかパンツをかぶる太成(たいせい)に、それを見て大爆笑の深月(みづき)。

天才児の瑛馬(えいま)は、ひとりで黙々とレゴを嗜む。

まさにカオス!!

ぼくが起きないわけにいきません。

(大きい声では言えないが、子どもの遊びを見るのはぼくにとって価値があるので見守りたくなってしまう。立場的には止めなければならんのだけど。)

 

早起き組は、ぼくの部屋に小さく可愛いイタズラをするのも忘れません。


以前記事にもしたように、瑛人の落書きを見てひとしきり笑ったら、保存のためにきちんと写真に撮ってから窓ふき。(ハルくんって書いてあるしな……バレたら施設長におこられるかもしらんからな……)

必要に迫られ身体を動かして、わちゃわちゃと子どもを見ているうちに、ハルくんは低血圧の闇から抜け出すのです。

大変だけど、自宅での朝よりもずっと楽しい。

施設での朝。

ハルくんの目覚ましは、仕事をすることなくOFFモードに切り替えられる。

 

起きてきた定時組の子に「おはよう」を言って、寝坊組の中学生をユサユサ揺する朝。

朝食もワイワイ。コラー瑛人~、ご飯は座って食べます!あっ!ほら!走るからやで!着替えて着替えて~。

竜巳(たつみ)!寝とる寝とる!しっかり!あんた遅刻やよもう!

こぼした味噌汁を拭きながら、ワーワー慌ただしく過ぎる朝の時間。

 

声を出して笑える朝は、1日の始まりを鮮やかに彩る。

ハルくんここにいると、目覚まし要らんなぁ。

呟くぼくに、深月がひとこと。


「おれが あんしん せっけいの さいしん めざましだもんね!」


そのとおり、安心設計だわ!!!最新に間違いねぇ!!!(笑)