子どもが僕らを素敵な先生にしてくれる。

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児童養護施設、小学校、教育系大学、教育実習、療育施設などで経験した事柄を連ねる、徒然なるままにが過ぎるブログ

クワイエットアワーって何か知ってる?~感覚過敏への支援と配慮~

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感覚過敏の皆さんの快適なお買い物を

みなさん、「クワイエットアワー」という言葉をご存知ですか?

 

クワイエットアワーとは

時間を決めて、店内のあらゆる「刺激」を最低限に落とす、自閉症や発達障害、感覚過敏に配慮した取り組み。

主にイギリスで取り組まれている。

感覚過敏の方だけでなく、もちろん一般の方も来店できる。

具体的には

  • 音楽を消して、聴覚への刺激減。
  • 映像を消して、視覚への刺激減。
  • 照明を最低限し、視覚への刺激減。

聴覚過敏、視覚過敏、嗅覚過敏など、様々な過敏症に配慮した取り組みです。

発達障害をお持ちの方に、特に好評な様子。

また、ショッピングは好きだけどもっと落ち着いて品定めしたい!という方にも好評のようです。

いつもは賑やかで過ごしにくいと感じている方も、美術館のように集中して品物を眺めたい方も、音と光の刺激から遠ざかって買い物をすることができます。

クワイエットアワーなら、静かで穏やかな店内で快適にショッピングを楽しめると、実施されているイギリスでは、お店の売り上げも伸びているようです。

電気代なんかの節約にもなるしねぇ。

おぉ~これはまさに一石二鳥。

快適空間のユニバーサルデザインというやつだ。

日本にもクワイエットアワーはあるの?

実は、日本ではまだまだクワイエットアワーの実施はされていないのです。

日本ではひとつだけ、クワイエットアワーを導入した美術展が開かれ、人気を博したとの記事が見つかりました。海外のように、スーパーマーケットやショッピングモールなどでは、取り組まれていないのです。

 

日本人は元々、体の作りとして感覚が敏感なのだと聞いたことがあります。

諸説ありますが、島国独特の感性と文化が産んだ副産物なのではないかと言われています。優れた職人さんや技術者が日本人に多いのも頷けます。

 

しかし日本の現状、過敏な方々にとって生きにくい世の中であることは確かです。

手厚い支援体制、幅広い理解と周知体制が整っているとはまず言い難いのではないでしょうか。

発達障害がやっと認知され始め、精神疾患への支援は未だ確立中である福祉後進国。

そんな日本にこそ、クワイエットアワーは支援の先駆けとして必要であると感じますねぇ。

 

感性の鋭い人にこそ、静かで集中できる空間を。

そして障害への理解と共に、ユニバーサルデザインの積極的な取り入れを期待しています。 

聴覚過敏、嗅覚過敏などの周知と理解が進むにつれ、増えてくるんじゃないかなーとは思っていますが……。

大手ショッピングモールのイ○ンさんとか、PA○COさんみたいなビルとかが、先駆者としてちょっとずつ始めていただけたら嬉しいな~、なんてね。

 

賑やかな時間もあっていいよね。

静かな時間もあっていいよね。

利用者は、過ごしやすい場所と時間を選んでいいよね。


クワイエットアワーの導入は、ぼくの願望であり、希望です。