子どもが僕らを素敵な先生にしてくれる。

子どもが僕らを素敵な先生にしてくれる。

児童養護施設、小学校、教育系大学、教育実習、療育施設などで経験した事柄を連ねる、徒然なるままにが過ぎるブログ

ぼくらのたからばこやさん

児童養護施設職員の休日事情。連休とるために連勤する、まさに修行。

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「休むために削らねばならんものが多過ぎる気がする」

施設職員の休日ってどんな感じなの?

ぼくら児童養護施設の職員は、毎日変動シフト制で勤務しています。


朝から働く日もあれば、夜から働く日もある。

昼だけ勤務の日もあるし、宿直で一晩中勤務の日もあります。

 

 

児童養護施設は企業や学校と違い、24時間365日常駐。

定休日も夏休みも土日祝日も関係ありません。

むしろ世間が休みの日は子どもが登校しませんから、

たくさんの子が施設にずっといて、余計に職員の人手が要ります。

(※ぼくは子どもが居た方が嬉しいので休日勤務が好きです)

 

 

常に人不足な現場の、職員の休日はといいますと。


施設によって様々ですが、ぼくの施設では、

来月のシフトを決定する過程で「この日は休みをください」ってな具合の申告をします。

 

その時、週休二日になるように調節して申請するのですが、勿論全部が思い通りにはいきません。

 

半休や部分休を含めて週休二日ですから、施設に来なくていい日があまりないのです。

 

 

ぼくの勤める施設は、上司の理解とぼくのゴリ押しもあり、

休日の指定も結構融通が利くほうだと思います。

チーム一丸となって臨機応変に対応し、できるだけ全員の意見が通るよう休日決定をしています。

 


しかし!

とにかく!

連休をとるのが難しい!

 

遠くに旅行へ行きたいから連休がほしい!

全力でパーティ参加する日と、ただゴロゴロするだけの日が連続でほしい!

土日両方とも遊びに行きたいから連休がほしい!

 

それらを叶えるのがなかなか難しいのが現状です。

 


先述した通り、土日は子どもの滞在時間が多く、その分職員の配置も多くなる。

実は勤務の裏で研修もあって、そのレポートが1日おきに出さねばならん。

担当している子の状態が安定せず、毎晩寝かしつけや聞き取りをする必要がある。

学校の行事や地区の役員仕事(も職員の係りとして存在します)で、世間の休日は休めない。

部活動に行く子どものお弁当作り、塾の送迎、日用品の買い出し……


一人一人職員によって理由は様々ですが、皆一様に、連休をとるのは至難の技なのです。

 

ぼくが連休をとるためにやったこと

毎日肉体が施設にあることを求められがちなこの仕事。

子どもの安心、愛着のためにはもちろん毎日側にいたいですが

「この日は遠くに遊びに行きたい!」という日があります。人間だもの。

 


久方ぶりの連休がほしいぼくは、己の全てをもってして事に臨みました。

叶えたい、この思い。

施設よ、連休をくれ。

 

 


したことは主に3つです。

 

①上司を含めグループ全員にお願いし、休日の調整をしてもらった

「○日~●日、連休がほしいス!その分連勤するけん、頼んます!」

「上司さん、□日の勤務と●日の勤務代わってください!連休にしたくて!」

「××会議と△△研修、どっちもぼくが行く。代わりにと言ってはなんだけど、○日~●日に連休をくれ~」

「事務作業は早めに済ませて、提出するだけにしておきますから~、頼んます~」

 

②事務仕事をマッハで終わらせる

書類の作成や、月末に必要な資料など、前倒しでバシバシ制作する。

学校用具の買い出しなど、先に済ませられる用事は済ませる。

また、不在時のハプニング予防として、色々なケースの対応準備をしておく。

ぼくがいなくても場が回るよう、後輩や同僚に事前指示を出しておく。

 

 

③子どもたちに、行って、帰ってくる旨を伝える


人の出入りが多い児童養護施設には、

一度別れたらもう次がない、と思っている子も多い。


特にぼくが担当している子どもたちは、

「2日も会えないなんて、ハルせんせーも俺を置いていったんじゃ?」

と不安になる。

 


不安にさせる前に、きちんと自分の口で説明をする。

行ってくるよ、そして、帰ってくるからねと伝える。


帰ってくる約束として、何か私物を預かっていてもらってもいい。

ぼくは子どもの提案で「いつも着ているカーディガンを貸す」に決まった。

それを持って寝るらしい。

なんて愛しいんだ。絶対帰ってくるぞ。

連休とるだけで、気を回すべく箇所が多くないですか?

全国飛び回ってイベントに参加しているような方々は、この現状、窮屈に感じるかもしれません。

ぼくは児童養護施設で働き始めてから、目に見えて遠征が減りました。

連休の取れなさは一因ではありますが、

今までのように全国へ飛び回るよりも、いつでも子どもの側へ駆けつけられる大人でいたい欲求があるからです。

代わりに、友人や仲間がぼくの家に集まるように。ありがたいことだ。でもほんと毎日いるね君たち!(笑)

 

連休はめいっぱいプライベートを楽しむけれど、

子どもに会えない日が連続するわけだし

なんだか「早く帰りたいな」なんて思ってしまったりするかもね。

 


しかしね!

連休をとるだけでこんなに色んな気を回さにゃならんのは、仕事続けづらいと思うんですよ。

若い子も、ベテランも関係なく、連休ほしいっすよ。

プライベートも充実させてこそ、心の健康も保たれるってもんです。

 


だからお願い施設長。

職員の数増やしてください。

お願い福祉の偉い人。

職員の数増やせるようにしてください。

 

いや、でもこれでは他力本願すぎるか。


よーし、次は連休とるためじゃなく、職員の数増やすために何をするべきか考える番だな。

根本的解決を、考え続けよう、現場のぼくら。

プライベートを削らなくても楽しく仕事に行けるように、ぼくらが声あげていこう。

 

 

現役児童養護施設職員の、リアルな連休事情でした。


施設のせんせーになりたい!と思っているあなたは、ぜひ参考にしてください。