「子どもから与えられる愛こそ、無償である」
子どもの信頼を得る。
難しそうだけど、これ、きっと誰にでもできること。
簡単なんだけど、全員ができるわけではないこと。
そんなお話です。
何故か子どもに懐かれて、許される人っているじゃないですか。
なにもしなくても子どもが寄ってきたり、頼りにしていたり、心の拠り所としていたり。
そういう人って、もちろん才能がある。
でも、才能以外にも心がけていることがあるんですよね。
あのね、それはね、
大人に染まらない。これに限る。
こうしてあげたいけど、上司にどう思われるかな~。
今これが必要だと思うけど、後々めんどくさいことになるかな~。
こんなん考えてたら子どもは寄ってこない。
信頼ももらえない。
大人の立場として考えることは勿論必要で、責任ではあります。
しかし、行動や言葉にその気持ちを乗せてはいけない。
以下、ぼくが心がけていること、学ばせてもらったことを綴っていきます。
是非参考にしてください。
・常に子どもの気持ちを優先し、上司や同僚、自分に都合のよい形を子どもに押し付けない。
・いいこは、「都合のイイ子」とは違う。
・子どもにもタイミングがあることを理解し、慮る。
従わない子が健康です。
従う子は特別、聞き分けの良いスーパーキッズです。
また、子どもを適応させられない自分に気づいていきましょう。
自分に力が足りないことを、先に嘆いてください。
子どもを叱りつけるより先に、できることがあります。
そして、だ。
愛は 長く、いつでも囁き続けるんだ。
言わなきゃわからない。
感じとれというのは横暴が過ぎる。
共感と共有で寄り添うけれど道は示し、よい姿へ先導する。
認める言葉を口にすることで、視覚からも聴覚からも触覚からも、愛されていると実感させる。
好きだよ、えらいね、すごい!
言えることはたくさんある。
誉め言葉のレパートリーを増やしておくととても役立つ。
言葉を出し惜しみしないで、信頼を得る。
言葉は対価なのです。
あとね、
大人を免罪符にしないこと。
大人だから、仕事だからという言い訳は、子どもにとって心の距離をおく大きな原因になる。
結局大人は!と言われてしまっては、信頼を得るどころの話ではなくなってしまう。
子どもに共感する、否定せず先導する。
これを念頭において過ごすと、パッと視界が変わります。
親が子どもに向ける愛を、世間は無駄に愛と言いがちですが、ぼくは正反対だと思うんですよね。
子どもが大人に向ける愛は、まさに無償の愛です。
どんなことがあっても裏切られない、大きな愛です。
だって、気持ちの捌け口として虐待しても、大人の都合でネグレクトしても、怒りまかせに怒鳴り付けても、子どもは先生や父親母親を愛している。
愛してほしいと、願っているのです。
子どもから与えられる唯一の無償を、失う前に気付き守ることが大切。
そして大人として、子どもとの信頼を育てていくことが大切だと思うのです。