「余談だがハルせんせーは大人になってからの方が勉強してる」
勉強が嫌い、勉強が苦手な人。
主に国語や算数などの主要教科が苦手な方はいらっしゃいませんか?
机に向かって黙々とノートをとり、つまらん教師の話を聞かねばならず、テストを受けて点数をつけられる。
今の日本、いや、今の世界では、学力こそが子どもの力を評価するものさしとなっているようにおもえます。
今この世界では、テストを受けて、丸が多い人が上位カーストにつけるようできている。
学力主義といいますか、勉強ができる方が将来が広がるような気さえしてきます。
だから発達障害や精神疾患、その他学力以外に能力を振っている人間は評価がされにくい。
一芸推薦という入試の制度があります。
スポーツ推薦という制度はご存知ですか?
部活動の成績に貢献できる能力をもった人が、その能力を武器に推薦が受けられる制度です。
美術大学なら絵画のコンテスト実績、本番のスケッチで合否が決まる。
音楽大学なら楽器や歌の実力で合否が決まるといった感じ。
無謀なことはわかってるんだけど、ぼく、他の推薦もあったらよいのになぁ~と毎年思うんですよ。
「毎日機嫌よくニコニコできる推薦」とか、「人の世話をよくやける推薦」とか……何でも推薦と名付けよう(←頭悪そう)
何でも推薦があれば、自分の特性をプラスにして学校に通うことができる。
全ての人の自分のなかの能力が、認められる可能性が広がる気がする。まだ気がするだけだけど……。
特に高校受験って一芸推薦の合格枠が少ないんです。
高校に専門性がないからでしょうが、ならば高校こそ「何でも推薦」やってみてほしい。
ぼくが学力ではなく水洗を受けられるのであれば、歌がいいな。
これでもかってくらい心と力込めた歌うたえる推薦とかがいい。
あとはどんな曲でも耳コピして、ハ長調に変調し伴奏をつけて歌う推薦受けたい。なにそれ(笑)
学力以外で評価されることの少ない学生生活。
大人になっても、「最終学歴は?」と聞かれる始末。
学歴がなければ就職の幅も狭まり、この世界で生きていきづらい要素になってしまう。
うーん……少なくともぼくは勉強以外にも特筆されていい能力、評価していきたい。
受験シーズンを近くして、受験生の宿題を手伝いながらよく考えます。
この子、勉強以外ならどこもかしこも平均以上なのに、行きたい高校に評価されないの切なすぎる。
心根も優しく、真面目で、芸術に秀でている。
でもLD(学習障害)の特性から、文字が苦手。
文字が苦手だから勉強に支障がある。目指す高校に行けない。うーん。なんだかなぁ。
勉強の他にも、たくさんの推薦のされ方があればいいのにな、と思ったぼくの戯言でした。