「あなたのために選んだ特別な言葉なので」
コミュニケーションと一言でいっても、あやふやでよくわからないかもしれません。ここでは「言葉」にスポットを当てたコミュニケーションをひとつ、お話します。
ぼくが普段人と関わる際に意識してすること。
それは「相手にかける言葉選び」です。
世の中には様々な言葉がありますよね。
ひとつの言葉に込められた意味はひとつとは限りませんし、誰にとっても心地よい言葉を見つけるのは難しい。一歩使い方を間違うと災いの元となってしまうことも。
言葉を選ぶ際に、ぼくが実践している見つけ方や例など、ご紹介いたします。
相手の言動から言葉を選んで見つけて
ポジティブな言葉とネガティブな言葉
ぼくがよく気にしてみるポイントとして、
相手の言動は
「ポジティブであるか」
「ネガティブであるか」
があります。
「みてみて!これ上手くできた!」と作品を持って帰ってくる子どもは積極的なポジティブ言動。
隠すように持ち帰り、そのまま隠しておいたり、さりげなく大人の見える場所に置いておくような子どもは消極的ネガティブ言動。
あ、そう、子どもだけではないですね
語弊でした。
「今日はこれできたー!」
「明日のイベント楽しみだなぁ」
「メイク上手くいったの」
この辺はポジティブ言動ですね。
「空気壊してごめん……」
「わたしなんてまだまだです……」
「俺は出来損ないだから」
という思考はネガティブ言動です。
心当たり、ありますか?
でもぼくはね、
どちらも矯正する必要はないと思っています。
自分に自信があっていい!
自分に自信がなくてもいい!
あなたのそのままを、
選んだ言葉で認めていく。
変わりたいと思ったら、
あなたのために選んだ言葉で協力します。
相手のために言葉を選ぶ
ポジティブ言動を使う方にはハツラツと
「ポジティブ言動」の方には、
プラスのイメージ
光のイメージのある言葉を選んで遣います。
前向きな言葉を多く遣い、表情も明るく、コロコロ変わるようであれば、こちらもポジティブな言葉で褒めるのが良いと思っています。足し算や掛け算のような、どんどん足していく言葉をこちらもハツラツと!
具体的なポジティブな言動の例
- あなたのその言葉で元気が出るよ
- あなたがいるとなんだか頑張れる!
- いつもぼくに笑顔をくれてありがとうね
- 君の話面白いわ、色んな人に聞かせようぜ
- 君のその声で、皆がやる気になれるんだぞ
- 大丈夫、みんなでやろうね
ネガティブ言動の方には力を抜いて
逆に、「ネガティブ言動」の方には、
マイナスのイメージ
影のイメージのある言葉を選んで遣っています。
ここで慎重にならねばならないのは、言葉の切っ先を丸めて丸めて優しさに変えること。マイナスイメージと言っても、悪口を言うわけでは決してありませんよ!引き算、というか、力の抜けるような、というか。
具体的なネガティブな言動の例
- あなたの側にいるとほっとして落ち着く
- 冷静でいてくれるお陰で助かるよ
- 昨日いなかったよね?寂しかったよ~
- 悩む力があるのは、あなたが大人だって証拠だね
- 疲れたときに休めるのは自分を大事にできてるからはなまる!
- 大丈夫、今はふたりでいようね
まとめ
言葉には必ず二面性があり、表裏一体でもある。
うまくつかいこなして、
自分のために、
相手のために。
コミュニケーションに自信がない方、
ちょっと意識して実践してみてください。
言葉を、相手のために選ぶのです。
先が刺さらないように丸めて、丸めて、
あたためて、あたためて。
リボンをつけて、贈るのも素敵ですね。
ぼくも毎日、あなたからの言葉を待っています。