雨の日。
外で遊ぶことのできない子どもたち。
小学生はレゴで建築と宇宙戦争に勤しみ、中学生は今施設内で流行っているボードゲームで盛り上がっていました。
そんな平和な昼下がり、高校生部屋でおやつを食べながら談笑していたひとりが
「ハル君くんめっちゃ面白い歌教えてあげるよ」
と、自分のスマホを持ってきました。
その時に見せてもらった動画がめちゃめちゃ独特で、頭から離れなくなったのでここに紹介します(笑)
NHKびじゅチューン!『何にでも牛乳を注ぐ女』
ぼくが知ったのは最近ですが、動画自体は結構前のものなのでもうご存知の方がいらっしゃるかと思います。
何を隠そう、ぼくに見せられた動画はNHKさん公式のもの。
タイトルは『何にでも牛乳を注ぐ女』。
もうこの時点で「どういうこと!?」と興味をそそられるハル。
また、ハルせんせーには多少の美術の心得があるので、タイトルとサムネイルで「これはもしやアレのソレに関係あるのでは……」とワクワク。
再生が始まってみると、予想通り、オランダの画家フェルメールの「牛乳を注ぐ女」が題材の楽曲でした。
あらすじ?は、
「社員食堂で起きている、調理師ととある女性の無言の闘い」って感じですかね。
いや、正確にいうと闘っているのは調理師だけかもしれませんが……。
いやぁ、その発想はなかった!
ぼくが説明するより一回動画を見ていただくほうが早いかと思いますので、この記事の終わりにURLをペタリとさせていただきます。
「びじゅチューン!」めっちゃハマる
他にもたくさんの楽曲が投稿されていて、子どもたちと一緒にほぼ全部を視聴しました。
「びじゅチューン!」シリーズは、有名な美術作品を様々なジャンルの曲に乗せて、特徴や制作秘話を紹介するという作風なのかな。
敷居が高くなりがちな美術品を、こんなにフランクに紹介してみらえるとなんだか嬉しいです。
事実、この動画を勧めてくれた高校生が
「冬休みに美術館行ってみたい!」
と言ってくれました。
やったーーーハルくんも行きたい!!一緒に行こ!!!!
ほんとに、美術への関心と入り口にはもってこいの動画なんですよ、「びじゅチューン!」。
動画自体は2分にも満たない短い音楽なのですが、インパクトがすっごい!!
年齢関係なく理解できる易しい言葉や表現で構成されていて、興味がわきやすい。
独特の画風が、独特の動き方をしていて、何度見ても飽きない。
色々見たい!目が追い付かない!
この動きを表現するために一体何枚の絵を描いたんだろう。
ぬるぬる動く、というのは、こういう動きのアニメーションを指すのですね。高校生が教えてくれました(笑)
画風もそうですが、ボーカルの方の素朴でまっすぐな歌が後を引きます。
これカラオケ入ってないのかなぁ……。
なぜか耳から離れないこのサウンド、気が付いたら歌っている。
皆さんもよかったら視聴してみてくださいね~。中毒になるよ~。
あ、視聴した後に実物を鑑賞しに美術館に行くの、いいですねぇ。
個人的に好きだった楽曲を厳選↓↓